パワーストーンの浄化は天然石のさざれ石でさらに効果アップ

身につけることで私たちに足りない力を補ったり、今ある力をさらにアップさせたりといった効果があるとされているのがパワーストーン。見た目の美しさだけではなく、スピリチュアルなパワーをさずけてくれる石として愛好している方も多いでしょう。
強く神秘的な力を持ち、それを放つことで周囲に運や幸福をもたらすパワーストーンは、気を集まるものであるだけに繊細です。石自身の力が強いことは、それだけ周囲の気の影響を受けやすいということもできるのです。
人や周囲を清めて新たな力を授ける代わりに、その石に触れた方の気や保管されていた場所の気も吸い取ってしまうと言われています。そうしてよどんだ気を石が自分自身でためこんでしまい、その結果輝きまでもよどんでしまうのです。そうまってしまうと、本来発揮できる力も弱ってしまいます。
そのために浄化を行うことがパワーストーンには必要です。石自らがまとってしまった邪気を追い払い、清めてフラットな状態に戻すわけです。方法としては水やセージの葉、月の光などといったものがありますが、同じパワーストーンで行う方法もあります。

天然石の力で清める

天然石にそれぞれの力が宿っているとされるのがパワーストーンの概念です。その力は強大であるとされ、私たちはそれを身につけたりすることで力のおすそわけにあずかることができるのです。それは石そのものにも同じことで、石の浄化を行うのに石を用いる方法は一般的に行われています。
その中のさらに定番として定着しているのがさざれ石によるもの。さざれ石とは、天然石の小さなかけらのことを指し、浄化に使用されるときはまとめてパック売りなどの形で販売されているものを使います。
これら小さなかけらがたくさん集まることで、さざれ石のパワーが集結して多方面にその気が向けられることとなります。その恩恵を天然石が受けることができるのです。方法はいたって簡単で、小さな皿や容器などにさざれ石を敷きつめ、そこに清めたい石を置くだけでOK。しばらくそのまま置いておくだけで、置いた石の邪気はすっかり取りはらわれ、本来持っている強い力を取りもどすことになります。
ちょっと石が疲れている気がする、こう思ったら、さざれ石の上にそっと寝かせてあげると素晴らしい効果を発揮してくれると言われています。

向いている石

天然石の浄化を行うに当たって、同じく天然のさざれ石を使う場合には、特に高い効果を発揮する種類を知っておいた方がよいでしょう。他の石よりも高い効果を発揮するさざれ石なら、より手持ちも石のパワーを引き出してくれることとなります。
定番中の定番として知られているのが水晶。スピリチュアルパワーが非常に強い石で、これ自体を身につけても多大な恩恵を受けることができます。それは人でも石でも同じことというわけです。無色透明の美しさは、空間の演出にも適しています。
日本では紫水晶とも呼ばれるアメジストもよく浄化に用いられる石の1つです。愛をもたらす石として知られていますが、酔いを覚ます力もあると言われており、それが石を清める力にもつながっています。
同様に恋愛の石であるローズクォーツは、その力が強いものとして有名です。同じく恋愛にまつわる石をこれで清めれば、相互作用でさらに恋愛パワーがアップします。
その他、希望をもたらす石であるアマゾナイトならマイナスの邪気を希望の力で吹き飛ばしてくれます。シトリンの金運アップ力ならお金回りがうまくいかないときの浄化によいでしょう。

さざれ石の使い方

上記のような天然石を使って石を浄化する方法はいたって簡単です。小さな器や皿を用意し、そこにさざれ石を敷きつめます。そしてその上に清めたい石を置くだけで大丈夫です。それ以外に特別なことをする必要はありません。
石を清める方法として、水や塩を使うものもありますが、天然石の性質水や塩を苦手とする石もあるため、全てに使えるものではないのです。その点、天然のさざれ石を使う方法なら石にダメージを与えませんし、後で拭いたりする手間もなしです。
取扱いが楽なだけではなく、石ならではのパワーを相互に交換できることにもなると言われています。そうして、気をフラットな状態にもどすほかに、さらなるパワーアップも期待できるというわけです。

天然のさざれ石を清めに使う感覚としては、私たちが眠りにつく際のベッドと考えるとわかりやすいでしょう。いつも身につけて頑張ってくれている石たちを、さざれ石のベッドに寝かせて休ませてあげるのです。そうすることで次の日の朝にはすっかり疲れがとれてパワーが充電できるとされ、また頑張って1日を過ごせると言われています。人のパワーチャージと同じような感覚でさざれ石のベッドを作ってあげましょう。
石の浄化は気がついたとき、自分が疲れているときに行うとよいですが、間隔を開けなければならないわけではありませんので、自分が眠りにつくときに一緒に寝かせてあげれば、さらに一心同体の感じも増すかもしれません。
パワーストーンは愛着を持って扱えば、そのパワーを発揮し続けてくれるでしょう。