カーネリアンはどんな石? - パワーストーンの効果・浄化方法

"数多くあるパワーストーンから自分に合ったものを選ぶのは、石に触れる楽しみでもあり、悩みどころでもあります。パワーストーンを選ぶときは、その石がどんな色や模様をしているのにも着目しましょう。こちらでは、カーネリアンはどんなパワーストーンで、どんな意味合いがあるのかをご紹介します。

カーネリアンはあたたかな赤色
カーネリアンは石英グループの仲間です。石英の小さな結晶が集まってできた鉱物がカルセドニー(玉髄)、その中でも全体的に赤系統の色をしているものがカーネリアン(紅玉髄)と呼ばれています。同じカルセドニーのうち、結晶の層が確認できて縞模様になっているものはアゲート(瑪瑙)と呼ばれていますが、実際にはカーネリアンの中には縞模様があるものもないものも混在していますし、区別して呼ぶことも少なくなっています。カーネリアン(carnelian)という名前は、ラテン語の「carnis(肉)」、または「carneolus(新鮮)」が由来だと言われています。「kernel(さくらんぼの果実)」という説もありますが、肉もさくらんぼもカーネリアンのように赤いですし、赤色は新鮮で生き生きとしたイメージがありますよね。
カーネリアンの歴史は古く、紀元前2500年ごろのメソポタミア文明の王墓からこの石を使った装飾品が発掘されていますし、イスラム教の預言者マホメットが身につけていたと言われているため「魔力の石」や「悟りの石」と呼ばれています。フランスの皇帝となったナポレオン・ボナパルトはこの石を使って八角形の印章を作り、肌身離さず常に持ち歩いていたという逸話があります。歴史上の権威ある人物にとっても、カーネリアンは身近で大切な石だったのです。また、カーネリアンは7月の誕生石とされています。

カーネリアンの持つ効果
・実力発揮のサポート
・積極的に行動できる
・気力ややる気の向上
・直面している問題を解決する力を得る
・目標の達成
・迷いの心を振り払って前へ進む
・仕事での成功
・友達や恋人との絆を深める

カーネリアンは、古代に生きる戦士たちが戦地へ向かう時に”勇気を持ち勝利へと導くお守り”として身につけていました。その赤色と名前の由来からも感じられるように、カーネリアンには血液や肉体を活性化させる力強いパワーがあります。カーネリアンを持つと、好奇心が刺激されてモチベーションが向上し、目標や新しいチャレンジへと向かう力強さと勇気が湧いてくるでしょう。始めたい・始めなければいけないことがあるのにエネルギー不足を感じている人、無気力な人、引っ込み思案な人は、この石のパワーで気持ちの変化や行動を起こすきっかけに出会うことができるでしょう。
カーネリアンは仕事や試験の時には目標達成への後押しや、特に転職や起業、独立といった新規のビジネスのサポートに優れていると言われ、成功へと導いてくれるとされています。仕事などでいつも実力を発揮できずに終わってしまう人や、成果や成績が伸び悩んでいる人にもおすすめです。
また、カーネリアンがもたらす希望の光は心に働きかけて幸福感を与えると同時に、他者との絆を深めてくれると言われています。家族や友人、恋人など大切な人との関係をより強いものにしてくれるでしょう。中でも恋愛においては性的な魅力をアップさせてパートナーとの関係を良好なものにするほか、恋が終わってしまっても次の恋がすぐにやって来るように導いてくれると言われています。その他にも、災厄や悪魔から身を守る護符として身につけられてきたことからも、災難を避けるためのお守りとしても頼もしい存在です。

カーネリアンの浄化方法と取り扱うときの注意
カーネリアンにおすすめの浄化方法は以下の5つです。

・水晶クラスターやさざれ石に乗せる
・流水浄化
・月光浴
・セージでいぶす
・音響浄化

カーネリアンは紫外線にはあまり強くなく、太陽光にさらすと変色してしまう恐れがあります。また、流水での浄化もできますが、浴水させる場合は適切な時間と頻度を心掛けるようにしましょう。

カーネリアンのエネルギーは、血の巡りが良くなって体が活性化していくようなイメージで表現することができます。気力が湧いてこない人や、何かをするのにエネルギーが必要なのにエネルギーが足りない人は、カーネリアンのパワーを受け取ると良いでしょう。頭で考えるだけでなく行動を起こすことも大切ですから、チャレンジ精神や行動する勇気を持ちたい人は是非カーネリアンを身につけてみてくださいね。"