アメリカ産の水晶はどんな特徴がある?価格や他に採掘される天然石は何?

水晶は、世界中で採掘される天然石です。しかし、水晶は産地によって異なる雰囲気があるので、産地を見てから購入する方も多いようです。その中でも人気が高いと言われているのが、「アメリカ産」の水晶です。アメリカ産は透明度が高いものや様々な形のものがあるので、ぜひチェックしておくことをおすすめします。では、今回は、アメリカ産の水晶の特徴について詳しく見ていきましょう。

アメリカで水晶がとれる場所はどこ?

アメリカで水晶がとれる場所は、アーカンソー州とニューヨーク州の2つがあります。ではまずは、この採掘場の特徴について見ていきましょう。

アーカンソー州

アーカンソー州とは、アメリカの南部にある州です。アーカンソー州の鉱脈は、アメリカの中では唯一ダイヤモンドがとれる場所としてよく知られているようです。地球の磁心に位置したところになっているので、そこで育った水晶は強力なエネルギーを内に秘めているという方もいるようです。ただ、この場所は採掘が積極的に進められてきたため、現在は良質でサイズが大きいものがそこまで残っていないと言われています。そのため、現在は小さなものが流通しているというのが現状でしょう。

ニューヨーク州

ニューヨーク州は、アメリカの東部に位置する場所です。ここにあるハーキマー鉱山は特徴的な水晶がとれることで有名です。ハーキマー鉱山はかなり広い鉱脈となっているので、多くの天然石が採掘されると言われているようです。ハーキマー鉱山で採掘されるハーキマーダイヤモンドと名付けられた水晶は、約450年ほどの時間をかけて、一般的な水晶よりも高温・高圧の中の石灰石の空洞で成長するようです。そのため、他の水晶にはない形を形成することができます。結晶が大きくなると、カーボンや気泡が内包してしまうので、透明度の高い大きなハーキマーダイヤモンドが形成されることは稀となっていることから、水晶の中でも特に希少価値が高いようです。

アメリカ産水晶の特徴

アメリカでは、アーカンソー州とニューヨーク州の2ヵ所で水晶が採掘されます。しかし、その両者はそれぞれ特徴が異なるようです。そこでここからは、水晶の産出場所による特徴を詳しく見ていきましょう。

アーカンソー水晶

アーカンソー水晶は、氷のような見た目になっている点が特徴です。他の産地の水晶に比べて透明度が高いため、まるで溶けない氷のオブジェのような見た目となっており、見るものを魅了するようです。そのため、多くの愛好家の中で人気が高まっています。ただ、アーカンソー州では多くの水晶を採掘して世界中にたくさん流出していたので、最近はその希少価値が大きく上がっているようです。そのこともあり、近年は小ぶりなものがメインとなっています。良質で大きなものを購入したい場合には、ある程度費用を用意しておいた方がよいでしょう。また、ランクが低いものもあるので、安易に購入するのではなく、自分の目で見て確認することをおすすめします。天然のアーカンソー水晶をほしいと考えている方は、信頼できる店舗を探すようにしましょう。

ハーキマーダイヤモンド

ニューヨーク州で採掘される水晶は、ハーキマーダイヤモンドと呼ばれています。このような名称で呼ばれるようになったのは、研磨されたような美しいプロポーションと輝きから、最初に発見した人がダイヤモンドだと勘違いしたことから名付けられたと言われています。他の水晶のように剣山のような見た目になっているわけではなく、両剣のような見た目になっている点が特徴でしょう。ハーキマーダイヤモンドは、まるで宝石のような形状と、その美しさが人気となっています。他の産地よりも長い時間をかけて、ゆっくりと形成されることから、大きなものは希少性が高くて高額で取引されることが多いようです。また、結晶化する中で他の成分が入ってしまうことも多いので、透明度が高いものはかなり少ないでしょう。最近、ハーキマーダイヤモンドの希少性が高まることによって、ブラジル産や中国産のものがハーキマーダイヤモンドとして売られていることも多いようです。見た目で産地を見極めるのは難しいため、ハーキマーダイヤモンドを購入する際には信頼できる業者を利用することをおすすめします。

アメリカ産水晶の金額

水晶は、産地によって金額が異なるようです。そこでここからは、アメリカ産水晶の金額について詳しく見ていきましょう。

アーカンソー水晶

アーカンソー水晶は、世界最高峰の美しさを誇っていると言われています。水晶は透明度が高いものが希少と考えられているため、高額になることもあるようです。ただ、アーカンソーはそこまで大きな水晶が形成されることはないので、小ぶりなものが多いです。そのため、小さなものであれば1万円程度で購入することもできるようです。このようなものであれば、インテリアとしても使いやすいですし、手頃な価格で手にすることができるでしょう。しかし、大きなものになると希少価値が高まることから、15万~20万程度の費用になるようです。

ハーキマーダイヤモンド

ハーキマーダイヤモンドは、他の水晶とは異なる形状の水晶です。ダイヤモンドという名前がついているように、加工したような美しさが特徴と言えるでしょう。そのため、ハーキマーダイヤモンドはアクセサリーとして使われることが多いようです。ただ、ハーキマー鉱山は独特な採掘場となっているため、透明度が高いものはかなり少なくなっているようです。また、形成までに長い時間がかかることから、大きなものが流通することはそんなにないようです。小さいものの場合、5000円程度で取引されていますが、一般的には2~6万円程度で購入できるようです。しかし、その数は圧倒的に少ないので、気を付けて探すようにしましょう。また、偽物も多くあるので、きちんと見極めて探すことをおすすめします。

アメリカでとれるさまざまな天然石

アメリカには、水晶がよく採掘される2つの鉱山があります。しかし、水晶は形成される途中で他の内包物が入ることもあるので、異なる見た目の天然石が発掘されることもあるようです。水晶は透明な見た目となっていますが、結晶化する時に他の鉱物が混じることによって、異なる色に変化します。色の付いた天然石は水晶とは呼ばれませんが、価値の高い天然石として古くから大切に扱われているようです。水晶以外の天然石に興味があるという方は、ぜひ参考にして探してみてくださいね。

まとめ

いかがでしたか?アメリカ産の水晶は希少価値が高く、美しいものとなっているので、パワーストーン好きから大きな信頼を集めているようです。採掘できる場所はアーカンソー州とニューヨーク州の2つがあり、両者では特徴が異なるようです。それぞれに魅力があり、金額も異なるので、自分の条件に合うものを探すようにしましょう。しかし、最近は他の産地のものをアメリカ産と偽って販売していることもあるようです。そのため、購入する時にはきちんと見極めたり、信頼できる店舗に相談してみるとよいでしょう。