癒しの聖なる海・カヴェヘヴェヘ(Kawehewehe)/オアフ島のパワースポット

 

カヴェヘヴェヘ(Kawehewehe)

ワイキキのパワースポット、カヴェヘヴェヘ(Kawehewehe)は、ワイキキのビーチにあり、ハレクラニホテルと、アウトリガー・リーフ・オン・ザ・ビーチホテルのちょうど真ん前にあるパワースポットです。ちょうどハレクラニホテルと、アウトリガー・リーフ・オン・ザ・ビーチの間の小道を海の方に抜けると正面に在ります。

別名「癒しの聖なる海」と言われていて、カヴェヘヴェヘ(Kawehewehe)とはハワイ語で、まさに、「病気の除去」を意味するのだそうです。古代ハワイアン達が、病気や怪我を治す目的で水浴びをし集った、癒しのパワーを持つスピリッチュアルなスポットだそうです。身体だけでなく、心までも癒し、浄化してくれると信じていたのですね。

何処にあるの?と思われるかもしれませんが、よ-く目をこらして浅瀬の波打ち際を見ていただきますと、海底の色がサンゴ礁に覆われていない箇所が在ります。海底は砂地で、海底から淡水が湧き出ているそうで、地中に溜まった雨水が吹き出しているのだそうです。そこが、この不思議な癒しのパワースポットカヴェヘヴェヘ(Kawehewehe)だそうです。海水と淡水(真水)が交わる不思議な場所です。水はクリアーで澄んでいて、ホテルの高いところから見ると、確かに底だけサンゴ礁が途切れていて、砂浜から水平線の方向に続く、聖なる道のような印象です。グレイスビーチとも言われるそうです。

 

 

ワイキキは神聖な場所

このパワースポット、カヴェヘヴェヘ(Kawehewehe)は、先にも申しましたように、今ではハワイの観光の中心地、ワイキキ(Waikiki)のど真ん中に有ります。

ワイキキの、Wai(ワイ)とはハワイ語で()、Kiki(キキ)とは(湧く、噴き出る)、という意味で、ワイキキは「水の湧く」場所という意味だったんですね。

その言葉の通り、ワイキキは、湧き水の多い沼地の湿地帯で、今のホノルルといえば、小さな小さな海辺の村だったそうです。小さいと言っても、今のいわゆるリゾート観光地の域ではなく、もっと広い地域をワイキキと呼んでいたそうです。

今でこそ、オアフの最先端を行く、世界的なリゾート地となってしましましたが、古代ハワイアン達の住むワイキキとは、パロロ渓谷ヤ、マキキ渓谷から流れてくる小さな川になり、合流してして、ワイキキを埋め立てる為に作られた、アラワイ運河(Ala Wai Canal)に流れ込むようになり、今のリゾート地、ワイキキが生まれました。アラワイ運河(Ala Wai Canal)は人工の運河だったんですね。1928年に完成し、その先端は、ワイキキ-カパフル図書館(Waikiki-Kapahulu Public Library)で途切れています。アラ(Ala)はハワイ語で、「道」という意味、ワイ( Wai)は、「水」でしたね、なので、アラワイ(Ala Wai)も「水の道」、つまり「水路」という意味なのです。

この、「水の湧く」場所、ワイキキ(Waikiki)は、19世紀の末頃までは、ハワイ王族たちの保養所として使われました。ハワイアン達にとっては、この水の豊かなワイキキの地は、地形的に穏やかな入江の地形で、泳ぎやすく、静かな波は、ハワイ王族たちの憩いの場所となっていたのでしょう。

そのワイキキの海は、「癒しの海」と言われ、ハワイアン達からは、『聖なる地』、『パワーの宿る地』と信じられていました。

 

 

ハワイアン達の信じるマナ(霊力)

ハワイアン達は、過去に犯した罪が病気になって現れると信じていました。このカヴェヘヴェヘ(Kawehewehe)の海水に浸かると、その病気を浄化し、癒し、治癒してくれると信じていました。

ハワイアン達は、海草でつくったレイ(輪になったものではなく結ばれてないもの)をかけ、祈りを捧げながらこの海へと入ったそうです。首飾りが波に流されたらその罪が許された証しで、病気が治るとされていたそうです。

なので、ハワイ王族達は、病気を癒やすためにここを多く訪れ、特別なパワ―を持つと言われ、医術に長けた位の高い僧侶(カフナ・ラアウ・ラパアウ)達も、病気治癒を目的とし、この地を利用していました。

この、カヴェヘヴェヘ(Kawehewehe)は、海底から湧き出る、真水(淡水)と海水が交わる場所で、ヒーリングパワーがあるとされ、癒し、病気の治癒、浄化にパワーがあるとされています。「癒しの海」と呼ばれていて、ハワイアン達の信じるマナ(霊力)が起こるとされる大切な、“パワースポット”なのです。

 

 

「癒しの海」は、どんな感覚?

カヴェヘヴェヘ(Kawehewehe)の波に足をかざすと、どんな感覚なのでしょうか….。

そのスポットだけ、珊瑚が繁殖していないので、海底は砂が見えると申しましたが、そのせいで、水はクリアーでとても綺麗に見えます。昼間裸足で歩くとやはり砂浜は温かいのですが、海の水も何だか暖かく感じます。その珊瑚の繁殖していない、海底の砂が見えているスポットは、海へと、水平線へと続く道のように見えますが、何だかこれからの自分の道標のように見えます。

“心配しなくていい”“このまま思うがまま、波の流れに見を任せて進め”と言われているようです。

その浅瀬の波間に、身体を横たえ、浸かっていると、確かに自分自身が浄化されているような温かい感覚に陥ります。身体の悪い部分を除去してくれている感覚。温泉ではないけれど、それに似た感覚….。

英語ですが、カヴェヘヴェヘの説明サーフボード型の看板(ハレクラニホテルとアウトリガー・リーフホテルの付近に立っています)を読んでから、是非訪れてみて下さい。